
この記事の結論
- 片頭痛は脳血管・三叉神経の異常に加え、首こり・肩こり・骨盤の歪みが引き金になっているケースが多い
- 「閃輝暗点」などの前兆に気づければ、早めの対処で発作を軽減できる可能性がある
- 手足のしびれや今までにない激しい頭痛がある場合は、自己判断せずすぐ医療機関を受診する
- セルフケアで改善しない慢性的な片頭痛には、ガンステッド・カイロプラクティックによる骨盤・姿勢からのアプローチも選択肢になる
「天気が悪くなると決まってズキンズキンと頭が痛くなる」「光や音がつらくて、仕事も家事も手につかない」——そんな片頭痛(偏頭痛)に、何年も悩まされていませんか?
片頭痛は日本人の約8.4%が経験しているといわれるほど身近な症状ですが、「なんとなく市販の痛み止めでやり過ごしている」という方も多いのではないでしょうか。実は片頭痛には、脳の血管や神経だけでなく、首や肩まわりの筋緊張、姿勢の歪みが深く関わっているケースが少なくありません。
この記事では、三島市・沼津市エリアでかきたがわ整骨院を営む院長が、片頭痛の原因から前兆サイン、今すぐできるセルフケア、そしてカイロプラクティックでのアプローチまで、わかりやすく解説していきます。顎関節症の記事でもお伝えした通り、頭部まわりの不調は「骨格・姿勢・神経」の3つの視点から考えることが根本改善の近道です。
片頭痛とは?その正体をわかりやすく解説

片頭痛とは、頭の片側(もしくは両側)がズキンズキンと脈打つように痛む頭痛のことで、慢性頭痛の中でも特に日常生活への影響が大きいタイプです。「偏頭痛」と表記されることもありますが、医学的には同じ症状を指します。
片頭痛の主な症状
- 脈打つようなズキンズキンとした痛み
- 頭の片側、または両側に起こる痛み
- 体を動かすと痛みが悪化する
- 光や音、においに敏感になる
- 吐き気や嘔吐をともなうことがある
- 発作は数時間~長いと2〜3日続くこともある
片頭痛と緊張型頭痛の違い
頭痛にはいくつか種類があり、混同されやすいのが「緊張型頭痛」です。以下の表で違いを整理しました。
| 片頭痛 | 緊張型頭痛 | |
|---|---|---|
| 痛みの性質 | ズキンズキンと脈打つ | 締め付けられるような重だるさ |
| 体を動かすと | 悪化しやすい | あまり変化しない |
| 肩こり・首こり | 合併することが多い | 主な原因になりやすい |
| 光・音への敏感さ | 出やすい | あまり出ない |
実際には両方が混在する「混合型」の方も多く、自己判断が難しいケースもあります。気になる場合は無理せず専門家に相談しましょう。当院の頭痛の施術ページでも、タイプ別の見分け方や施術方針を詳しく紹介しています。
国際的な診断基準(ICHD-3)における位置づけ
片頭痛は、国際頭痛学会が定める国際頭痛分類第3版(ICHD-3)でも独立した頭痛のタイプとして分類されています。「4〜72時間持続する」「片側性」「拍動性」「日常的な動作で悪化する」といった特徴的な項目が診断の目安として示されており、世界共通の基準のもとで診断・研究が進められています。
片頭痛が起こる本当の原因

片頭痛のメカニズムは完全には解明されていませんが、現在有力とされているのが以下のような説です。
脳の血管が拡張することで起こる痛み
何らかのきっかけで脳の血管が急激に拡張し、その周囲の神経が刺激されることでズキンズキンとした痛みが生じる、という考え方です。血管の拡張・収縮のリズムと、脈打つような痛みの特徴が一致することから、古くから支持されてきた説です。
三叉神経が関わる仕組み
顔や頭の感覚を脳に伝える「三叉神経」が何らかの理由で興奮し、炎症を起こす物質を放出することで血管が拡張し、痛みが引き起こされるという説です。現在の片頭痛治療薬の多くは、この三叉神経系の働きに着目して開発されています。
CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という関連物質
近年注目されているのが、三叉神経から放出される「CGRP」という物質です。CGRPには血管を拡張させたり周囲に炎症を広げたりする働きがあり、片頭痛発作を引き起こす重要なカギとして研究が進んでいます。実際にCGRPの働きを抑えるタイプの片頭痛治療薬も開発されており、片頭痛のメカニズム解明は年々進歩しています。
見落とされがちな「首・姿勢」からの原因
ここが整骨院の視点として特にお伝えしたいポイントです。脳血管や神経の異常だけでなく、首こり・肩こりや姿勢の歪みが引き金になって片頭痛を誘発・悪化させているケースが臨床の現場では非常に多く見られます。
ストレートネックと片頭痛の関係
スマートフォンやパソコンの長時間使用により、本来ゆるやかにカーブしているはずの首の骨(頸椎)がまっすぐになってしまう「ストレートネック」。この状態になると首から後頭部にかけての筋肉が常に緊張し、血流や神経の働きに影響を与えることで、片頭痛の発作が起こりやすくなると考えられています。自分の首がストレートネックになっていないか気になる方は、ストレートネックのセルフチェックと改善方法もあわせてご覧ください。
肩こり・首こりが引き金になるケース
首や肩の筋肉がこり固まると、後頭部を通る「大後頭神経」が圧迫されやすくなります。これが片頭痛と間違われやすい「後頭神経痛」を引き起こしたり、片頭痛そのものの引き金(トリガー)になったりすることがあります。「肩がガチガチに張ってきたら、その後に頭痛が来る」という方は、このパターンに当てはまるかもしれません。肩こり・首こりがなぜ起こるのかは、肩こりの本当の原因とストレートネックの関係で詳しく解説しています。
あなたは大丈夫?片頭痛になりやすい人の特徴チェック

以下の項目に当てはまる数が多いほど、片頭痛のリスクが高い傾向にあります。
- □ デスクワークが多く、猫背やストレートネック気味
- □ 肩こり・首こりが慢性的にある
- □ 女性で、生理周期と頭痛のタイミングが重なる
- □ 天気の変化(低気圧)で体調を崩しやすい
- □ ストレスを感じやすい、または休日に頭痛が出やすい
- □ 家族に片頭痛持ちの人がいる
- □ 睡眠不足、または寝すぎの日がある
3つ以上当てはまった方は、一度体の状態をチェックしてみることをおすすめします。当院の検査・施術の流れは初めての方へのページでご案内しています。
見逃さないで!片頭痛の前兆サイン
片頭痛の中には、発作の前に特徴的な「前兆」が現れるタイプがあります。前兆に気づけると、早めの対処で発作を軽減できる可能性があります。
閃輝暗点(せんきあんてん)とは
視界の一部にギザギザした光やジグザグの模様が見え、徐々に視野が欠けていくように感じる症状です。多くは20〜30分ほどで消え、その後に頭痛が始まります。片頭痛特有の前兆として非常によく知られています。
その他の予兆症状
- あくびが止まらない
- 気分の落ち込みやイライラ
- 首や肩の張りが強くなる
- 甘いものが無性に食べたくなる
この症状があったら要注意!すぐ受診すべき危険な頭痛
片頭痛は命に関わるものではありませんが、まれに脳の重大な病気が隠れている場合があります。以下のような症状がある場合は、自己判断せず速やかに医療機関を受診してください。
- 今まで経験したことのないほど激しい頭痛が突然起きた
- 頭痛とともに手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない
- 意識がもうろうとする、高熱をともなう
- 頭を打った後に頭痛が出てきた
- 頭痛が徐々に悪化し続けている
当院では提携する医療機関と連携し、必要に応じて画像検査(レントゲン・MRI)へのご紹介も行っております。安心してご相談ください。
今日からできる片頭痛の対処法・予防法

発作が起きた時の応急処置
- 静かで暗い部屋で安静にする
- 痛む部分を冷たいタオルなどで軽く冷やす
- カフェイン(コーヒー1杯程度)を摂る※摂りすぎは逆効果
- 締め付けの少ない服装でリラックスする
片頭痛の発作中は、温めたり強くマッサージしたりすると血管がさらに拡張し、痛みが悪化することがあるため注意しましょう。
生活習慣を見直そう
- 睡眠時間を一定にする(寝不足・寝すぎ両方が引き金に)
- チョコレート・チーズ・赤ワインなど、誘発しやすい食品を把握しておく
- 長時間同じ姿勢を避け、こまめに休憩をとる
- ストレスをためすぎない工夫(軽い運動や趣味の時間)
自宅でできるセルフケア
発作が起きていない普段の時間帯には、首・肩まわりの緊張をほぐしておくことが予防につながります。
首・肩まわりのストレッチ(1日2〜3回目安)
- ①椅子に座り、頭を右にゆっくり倒し、左の首筋を10秒伸ばす(反対側も同様に)
- ②両肩を耳に近づけるようにすくめ、ストンと一気に脱力する(5回繰り返す)
- ③後頭部の生え際あたりを、親指でやさしく円を描くように押す(10秒×3セット)
痛みが強い時は無理に行わず、あくまで「気持ちいい」と感じる範囲で行ってください。
カイロプラクティックの視点から見た片頭痛へのアプローチ~かきたがわ整骨院の場合~
当院の施術は、慰安的なマッサージやその場しのぎの対症療法ではなく、カイロプラクティックの考え方を基本にしています。カイロプラクティックでは、姿勢や背骨の歪み(専門的には「サブラクセーション」と呼びます)が神経の働きを妨げ、本来人間に備わっている自然治癒力を十分に発揮できなくしていると考えます。片頭痛についても、痛みという結果だけを追いかけるのではなく、「構造の歪み→神経機能の低下」という根本原因からアプローチしていきます。
土台となる骨盤部からチェックする
当院が学ぶガンステッド・カイロプラクティックでは、背骨全体を支える「土台」である骨盤部の状態を最初に確認することを重視します。建物の土台が傾けば、その上に建つ柱や壁も歪んでしまうのと同じように、骨盤に歪みがあると、その上に乗る背骨・首・頭の位置にも影響が及びます。首や後頭部の緊張から起こる片頭痛であっても、たどっていくと骨盤部の歪みが土台になっているケースは少なくありません。そのため当院では、首や頭だけを診るのではなく、まず骨盤部から全身のバランスを検査していきます。
姿勢・骨格の歪み(サブラクセーション)を整える
骨盤部の検査で見えてきた歪みをもとに、ストレートネックや猫背によって偏った首・肩への負担もあわせて、カイロプラクティック的な検査と骨格調整によって整えていきます。痛む場所だけを揉みほぐす対症療法ではなく、土台から順序立てて整えることで、筋緊張による神経への刺激が根本から軽減されやすくなります。当院の施術に対する考え方はカイロプラクティックケアのページで詳しくご紹介しています。
自律神経を整えるケア
片頭痛はストレスや自律神経の乱れとも関係が深いとされています。背骨まわりのサブラクセーションを取り除くことで、自律神経が本来のバランスを取り戻せるようにアプローチしていきます。自律神経と体の不調の関係は自律神経失調症・鬱病でも詳しくまとめています。
施術の流れ
初回はカウンセリングで発作の頻度・タイミング・生活習慣を丁寧にお伺いし、医学的・科学的根拠に基づいた検査で骨盤部を含めた全身のバランスを確認した上で、お一人おひとりに合わせた施術プランをご提案しています。詳しい施術の流れはこちらのページでご覧いただけます。料金の詳細は料金ページをご覧ください。ご予約はこちらの予約ページからお取りいただけます。
よくある質問(FAQ)
Q. 片頭痛と肩こりからくる頭痛はどう見分ければいいですか?
A. 脈打つようなズキンズキンとした痛みで、光や音がつらい場合は片頭痛の可能性が高く、頭全体が締め付けられるような重だるさなら緊張型(肩こり由来)の可能性が高いです。ただし混在するケースも多いため、判断が難しい場合はご相談ください。
Q. 整骨院に行けば片頭痛は治りますか?
A. 片頭痛の原因は複数あるため「必ず治る」とは言い切れませんが、首・肩の緊張や姿勢の歪みが引き金になっているタイプの場合、施術によって発作の頻度や程度が軽減する方は多くいらっしゃいます。
Q. 片頭痛の頭痛薬は毎回飲んでも大丈夫ですか?
A. 市販薬の飲みすぎは「薬物乱用頭痛」という別の頭痛を招くことがあります。月に10日以上薬を使う状態が続く場合は、医療機関への相談をおすすめします。
Q. 子どもも片頭痛になりますか?
A. はい、子どもにも片頭痛は起こります。学校生活のストレスや姿勢の影響もあるため、繰り返す頭痛がある場合は早めに相談されることをおすすめします。
Q. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
A. 症状の程度や生活習慣によって異なりますが、まずは週1回程度のペースから始め、状態を見ながら間隔を調整していくことが一般的です。詳しくは初回カウンセリングでご提案いたします。料金ページもあわせてご確認ください。
Q. 片頭痛は遺伝しますか?
A. はい、片頭痛には遺伝的な要因が関わることが分かっており、親や兄弟に片頭痛持ちがいると発症しやすい傾向があります。ただし生活習慣や姿勢など後天的な要因も大きく影響するため、体質だからとあきらめる必要はありません。
Q. ストレスと片頭痛はどう関係していますか?
A. 強いストレスがかかっている最中よりも、ストレスから解放されてホッとしたタイミングで片頭痛が起こりやすいという特徴が知られています。週末や休暇の始まりに頭痛が出やすい方は、この「ストレス解放型」のパターンに当てはまるかもしれません。
まとめ
片頭痛は「脳の血管や神経の問題」というイメージが強いですが、実際には首こり・肩こりや姿勢の歪みが引き金になっているケースが少なくありません。応急処置や生活習慣の見直しでセルフケアをしつつ、なかなか改善しない場合は、体の土台となる姿勢・骨格からアプローチしてみることも一つの選択肢です。
三島市・沼津市(清水町・長泉町からもアクセス良好)で片頭痛にお悩みの方は、ぜひ一度かきたがわ整骨院にご相談ください。
頭痛でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。▶ LINE予約はこちら
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