大人の起立性調節障害・無気力で
このようなお悩みはありませんか。
・朝起きられない。
・午前中調子が悪い。
・起床時にめまい、動悸がある。
・立ちくらみやめまいを起こしやすい。
・立っていると気持ち悪くなる。
・顔色が青白い。
・食欲不振。
・へその周囲に痛みがある。
・倦怠感や頭痛がある。
・乗り物酔いをしやすい。
・病院に通院しているが、症状が改善されない。
◆大人の起立性調節障害とは
起立性調節障害は思春期に多い症状ですが、大人も子供の起立性調節障害とほとんど変わりません。
朝起きることが出来ない、午前中に調子が悪く仕事に行けないなどが主な症状であげられます。
思春期に多い病気ですが、重症例では大人になるまで持ち越すこともあると言われています。
ストレス社会である現代は、大人の起立性調節障害も珍しいものではありません。
◆大人の起立性調節障害の症状
起立性調節障害は自律神経系である、交感神経・副交感神経のバランスが崩れ、めまい、立ちくらみなど様々な症状をきたす症状です。
自律神経の乱れから、起立時や立位保持時に血圧が下がり、脳や心臓の血流低下により、めまいや立ちくらみ、気分不良などを起こします。
血圧低下を起こすと、全身の血流を維持しようと心拍数を増やし、代償的に息切れや動悸を引き起こす場合があります。
腸管への血流不足で腹痛を起こし、過敏性腸症候群などの診断がつく場合もあります。
◆大人の起立性調節障害は栄養不足
問題は栄養の内容である『質的栄養素』となり、たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)のPFCバランスと呼ばれます。
食品のカロリーは気にする方は多いですが、PFCバランスは意識された方は少ないでしょう。
PFCバランス(プロテイン・ファット・カーボ)が崩れ、体調不良が出るお子さんも少なくありません。
特に炭水化物(糖質)と脂質が過多で、たんぱく質が過少になっているお子さんが非常に多いので、意識して食事を摂取しましょう。
★理想的な1日のPFCバランス
厚生労働省から発表されている日本人食事摂取基準(18~49歳の男女)。
・たんぱく質13~20%
・脂質20~30%
・炭水化物(糖質)50~65%
※上記割合ですとPFCバランスはP2+F2+C4比率。
現代人はPFCバランスはP4+F2+C2比率が推奨。
★具体的な1日の摂取量目安
◎たんぱく質
運動習慣あり 体重(kg)×2g ※成長期のお子さんはこちら
運動習慣なし 体重(kg)×1g
◎脂質
男性(2650kcal) 60~90g
女性(2000kcal) 45~70g
◎炭水化物(糖質)
男性(2650kcal) 330~430g
女性(2000kcal) 250~325g
※推奨バランス
たんぱく質 体重(kg)×2g、脂質 50~100g、炭水化物(糖質) 50~100g
◆大人の起立性調節障害は鉄たんぱく質不足
日本人に欠陥的に不足しているのは、鉄とたんぱく質となります。
食事では炭水化物(糖質)と脂質が過多で、たんぱく質が圧倒的に過少になっています。
鉄不足とは、食事からの摂取の減少はもちろんですが、母親から引き継ぐものがあります。
病院の血液検査では異常がないといわれるのは、『隠れ鉄欠乏性貧血』が激増しているからです。
◆大人の起立性調節障害は隠れ鉄欠乏性貧血
『隠れ鉄欠乏性貧血』とは血液中のフェリチンの値が極端に低い状態を表します。
フェリチンとは母親の胎内にいるときに引き継ぐので、母親が妊娠中に貧血を起こしていると、胎児から『隠れ鉄欠乏性貧血』となります。
フェリチン値は男性で100、女性で50を切ると体調不良が起こります。
大人になっても起立性調節障害が起こるのは、隠れ鉄欠乏性貧血が続いているからです。
※当院で血液検査等、指示・診断行為は一切おこないません。
◆隠れ鉄欠乏性貧血の対策
お子さんの体調不良は母親から引き継いでいるので、母子ともに生活改善と栄養改善をおこないましょう。
必要であれば1日のプロテイン摂取(たんぱく質量20g×2)と、鉄サプリ摂取(キレート鉄100mg)をおすすめします。
高たんぱく質+低炭水化物(低糖質)+高アイアンを心がけましょう。
植物性ではなく、肉や魚などの動物性たんぱく質を積極的に摂取してください。
※当院で血液検査等、指示・診断行為は一切おこないません。
◆大人の起立性調節障害の原因
自律神経の調節が上手く出来ないことが原因と考えられています。
立ち上がると血圧が低下するため、交感神経の働きで血圧を保持します。
しかし、この症状がでると、そのメカニズムが上手く働きません。
結果とし血圧が下がり、一時的に脳が血流不足になり、症状が現れます。
他にも過少あるいは過剰な交感神経活動や水分の摂取不足、心理社会的ストレスも関係があると考えられています。
日常の活動量低下が、筋力低下と自律神経機能を悪化させることも原因の一つとなります。
【一般的な大人の起立性調節障害治療】
薬物療法・塩分、水分を多めに摂取する・急に立ち上がらず、頭を下げてゆっくりと立ち上がる・眠くならなくとも就寝時間に床に入るようにする・原因となる病気がある場合には、その治療・運動をして、筋力低下を防ぐなど。
薬で痛みを抑えたり筋肉を柔らかくしても一時的には改善されますがまた症状がぶり返すことがほとんど。
つまり一般的な治療は根本解決にはならず、ほぼすべての治療は対症療法となります。
【かきたがわ整骨院での大人の起立性調節障害治療】
大人の起立性調節障害の原因は、前記のように、自律神経の乱れ、過少あるいは過剰な交感神経活動や水分の摂取不足、心理社会的ストレス、遺伝などが原因の一つとされています。
ですが、大人の起立性調節障害の原因は、長年の崩れた身体のバランスや、長期に渡る不良姿勢で蓄積された身体の歪みによる結果です。
蓄積された身体の歪みを整えることが、根本改善への近道だと考えております。
構造(骨格や姿勢の歪み)
機能(筋肉・関節・内臓・神経の働き)
根本的な問題である構造を正し、正常に機能が回復することが最優先です。
筋肉の緊張やコリがほぐれ、関節が柔らかくなり、内臓の調子が良くなり、神経が働きだします。
構造と機能を整え正常化することで、大人の起立性調節障害の改善実績をあげています。