起立性調節障害・不登校・ODで
このようなお悩みはありませんか。
・朝起きられない。
・午前中調子が悪い。
・起床時にめまい、動悸がある。
・立ちくらみやめまいを起こしやすい。
・立っていると気持ち悪くなる。
・顔色が青白く、手足が冷えている。
・食欲不振で身体の線が細い。
・へその周囲の痛みを訴える。
・倦怠感や頭痛がある。
・乗り物酔いをしやすい。
・病院に通院しているが、改善されない。
◆起立性調節障害・不登校・ODとは
起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)は、思春期前後の小児に多くみられます。
自律神経系の異常な働きによって、血圧などの調節ができなくなる症状です。
症状としては、めまい、失神、立ちくらみ、朝起きることができない、身体がだるい、動悸、頭痛。
過敏性腸症候群の合併、小児偏頭痛の合併、手足の冷え、爪がもろい、朝の食欲不振、朝の腹痛。
便秘や下痢、顔色が青白く血の気がない、夕方から夜にかけ元気になる、昼夜逆転などが特徴的です。
◆起立性調節障害・不登校・ODの難しさ
身体に症状があらわれますが、発症には心理面や環境面の要因が関わっています。
様々な外的要因、内的要因で発症することもあります。
人間関係のトラブル、思うようにできないことでの自信喪失、部活や受験の失敗、家庭の問題。
コンプレックス、勉強ができないイライラ、反抗期、思春期特有の原因不明の体調不良などあります。
◆起立性調節障害・不登校・ODの不良姿勢
起立性調節障害・不登校・OD の共通点は、立位や座位の姿勢が非常に悪いことです。
首が前方に出て、顎が上がり口呼吸、肩甲骨が前外側になり巻き肩、背中が丸くなり高齢者のような姿勢は要注意。
スマホ、ゲーム等に時間を忘れ熱中し、姿勢が悪くなり、自らの生命維持装置である自律神経を乱します。
昼夜逆転となり、朝方までスマホやゲームをしているので、症状は悪化していくでしょう。
◆起立性調節障害・不登校・ODの対処法
座位(座る姿勢)は骨盤が後方に寝ており、背中が丸くなっているので、骨盤を立たせて背筋を伸ばしてください。
日に当たらず、活動量も低いので、日に当たりながら20分程度ウォーキングをする習慣をつけましょう。
スマホやゲームは時間を決め、強制的に終わらせないと、完全なスマホやゲームの依存症になります。
スマホやゲームはないと不便ですが、なくても生きていけますので、人生の限られた時間を無駄にしないように話し合いましょう。
◆起立性調節障害・不登校・ODは栄養不足
問題は栄養の内容である『質的栄養素』となり、たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質)のPFCバランスと呼ばれます。
食品のカロリーは気にする方は多いですが、PFCバランスは意識された方は少ないでしょう。
PFCバランス(プロテイン・ファット・カーボ)が崩れ、体調不良が出るお子さんも少なくありません。
特に炭水化物(糖質)と脂質が過多で、たんぱく質が過少になっているお子さんが非常に多いので、意識して食事を摂取しましょう。
◎理想的な1日のPFCバランス
厚生労働省から発表されている日本人食事摂取基準(18~49歳の男女)。
・たんぱく質13~20%
・脂質20~30%
・炭水化物(糖質)50~65%
※上記割合ですとPFCバランスはP2+F2+C4比率。
現代人はPFCバランスはP4+F2+C2比率が推奨。
◎具体的な1日の摂取量目安
★たんぱく質
運動習慣あり 体重(kg)×2g ※成長期のお子さんはこちら
運動習慣なし 体重(kg)×1g
★脂質
男性(2650kcal) 60~90g
女性(2000kcal) 45~70g
★炭水化物(糖質)
男性(2650kcal) 330~430g
女性(2000kcal) 250~325g
※推奨バランス
たんぱく質 体重(kg)×2g、脂質 50~100g、炭水化物(糖質) 50~100g
◆起立性調節障害・不登校・ODは鉄、たんぱく質不足
日本人に欠陥的に不足しているのは、鉄とたんぱく質となります。
食事では炭水化物(糖質)と脂質が過多で、たんぱく質が圧倒的に過少になっています。
鉄不足とは、食事からの摂取の減少はもちろんですが、母親から引き継ぐものがあります。
病院の血液検査では異常がないといわれるのは、『隠れ鉄欠乏性貧血』が激増しているからです。
◆起立性調節障害・不登校・ODは隠れ鉄欠乏性貧血
『隠れ鉄欠乏性貧血』とは血液中のフェリチンの値が極端に低い状態を表します。
フェリチンとは母親の胎内にいるときに引き継ぐので、母親が妊娠中に貧血を起こしていると、胎児から『隠れ鉄欠乏性貧血』となります。
フェリチン値は男性で100、女性で50を切ると体調不良が起こります。
思春期に起立性調節障害が起こると言われているのは、成長するため大量に血液を使用し造血し、女性は生理がはじまり出血するからです。
※当院で血液検査等、指示・診断行為は一切おこないません。
◆隠れ鉄欠乏性貧血の対策
お子さんの体調不良は母親から引き継いでいるので、母子ともに生活改善と栄養改善をおこないましょう。
必要であれば1日のプロテイン摂取(たんぱく質量20g×2)と、鉄サプリ摂取(キレート鉄100mg前後)をおすすめします。
高たんぱく質+低炭水化物(低糖質)+高アイアンを心がけましょう。
植物性ではなく、肉や魚などの動物性たんぱく質を積極的に摂取してください。
※当院で血液検査等、指示・診断行為は一切おこないません。
◆起立性調節障害・不登校・ODはの要因
自律神経の調節が上手く出来ないことが要因と考えられています。
立ち上がると血圧が低下するため、交感神経の働きで血圧を保持しますが、この症状が出てくると、自律神経のメカニズムが上手く働きません。
結果、血圧が下がり、一時的に脳が血流不足になり、症状があらわれます。
他にも過少あるいは過剰な交感神経活動や水分の摂取不足、心理社会的ストレス(学校ストレスや家庭ストレス)も関係があると考えられています。
日常の活動量低下が、筋力低下と自律神経機能を悪化させることも要因の一つとなります。
【一般的な起立性調節障害・不登校・OD治療】
薬物療法・塩分、水分を多めに摂取する・急に立ち上がらず、頭を下げてゆっくりと立ち上がる・眠くならなくとも就寝時間に床に入るようにする・原因となる症状がある場合には、その治療・運動をして、筋力低下を防ぐなど。
薬で痛みを抑えたり筋肉を柔らかくしても一時的には改善されますがまた症状がぶり返すことがほとんど。
つまり一般的な治療は根本解決にはならず、ほぼすべての治療は対症療法となります。
【かきたがわ整骨院での起立性調節障害・不登校・OD治療】
起立性調節障害・不登校・ODの原因は、前記のように、自律神経の乱れ、過少あるいは過剰な交感神経活動や水分の摂取不足、心理社会的ストレス、遺伝などが原因の一つとされています。
ですが、起立性調節障害・不登校・ODの原因は、長年の崩れた身体のバランスや、長期に渡る不良姿勢で蓄積された身体の歪みによる結果です。
蓄積された身体の歪みを整えることが、根本改善への近道だと考えております。
構造(骨格や姿勢の歪み)
機能(筋肉・関節・内臓・神経の働き)
根本的な問題である構造を正し、正常に機能が回復することが最優先です。
筋肉の緊張やコリがほぐれ、関節が柔らかくなり、内臓の調子が良くなり、神経が働きだします。
構造と機能を整え正常化することで、起立性調節障害・不登校・ODの改善実績をあげています。